軍団ひとりのコラム

学園祭興行自粛されつつあります。「プロレスで人が死んだ」という結果だけを見て事なかれ主義の安易な自粛は夢を見る土壌を壊滅させます。
プロレスに纏わる危険は身を持って知っているけど、それでも伝えたいものがあるから僕らは学生プロレスをするわけであって。
プロレスを支えてきたファンがプロレスに怯えている今こそ学生プロレスがプロレスの楽しさを伝えなきゃいけない、自分は代表として使命感をもっています。「学生のお遊び」と言われれば否定はしませんが、まるで頭ごなしに学生プロレスが安全を軽視していると言われるようで腹立たしくも思います。
バックドロップという基本的な技で死んでしまうような人間をリングに上げ続けていたことが問題であって。まるで「飲酒運転の死亡事故」を理由に車を無くせと言うような理不尽がまかり通っている気がして憤りを感じています。

今回三沢さんの件を受け、確実に社会全体から「“やっぱり”プロレスは危ない」「プロレス会社は何をやっているんだ」と見られていきます。プロにはとにかくプロレスと言う概念を保つ役割を果たしてほしいと思います。
この限られた青春が奪われることに僕は全力で闘います。先輩、同期、弟達が危険を冒してまで守ってきた学生プロレスは絶対に続けていかなくてはならない。